ジェリコとファッションと痛みのメーカー
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— All Elite Wrestling (@AEW) 2020年11月25日
The new #Painmaker Collection is available NOW & exclusively at https://t.co/FYYX6zdIkw pic.twitter.com/OKKTlOBM8n
2020年11月26日、Dynamite番組内で衝撃的な発表が行われた。番組中やオフショットでジェリコが着ていた、でかでかと『痛みのメーカー』と書かれたシャツの公式販売である。
売り出されるのは例のシャツだけでなく、ジャージやパーカーなど大々的なラインナップ展開。しかも製造は日本ではヤンキー御用達として有名なスポーツウェアブランドのチャンピオンである。
この発表に世界中のジェリコファンは歓喜し、そして日本のファンは頭を抱えた。
ソレ メッチャ ダサイ
まず、『痛みのメーカー』という怪しげな日本語は、ジェリコが新日に衝撃参戦を果たした際に『レインメーカー』オカダ・カズチカをパクって自分につけたあだ名『ペインメーカー』の雑な日本語訳である。じゃあそのままペインメーカーでいいじゃねえかと日本人なら思ってしまうが、そのままじゃ面白くない!カッコイイ漢字が使いたい!…というのが日本好き外国人の性なのであろう。いや、そのシャツに書いてある漢字、『痛』しかないからな。まさしく痛シャツかよ。
しかも通販サイトのロゴマークには更におかしい日本語が並ぶ。
右下をよく見てみよう。
"鎮痛剤 PAINMAKER"
痛みを産む鎮痛剤
私はジェリコプロデュースアパレルのあまりのダサさ加減にぐったりしてしまったが、考えてみたらそもそもジェリコって元々ファッションセンスがヤバいのではないかという気がしてきた。
さて、今までのジェリコのファッションを振り返ってみよう!(ただしリング上での衣装は除く)
おそらく高校時代のジェリコもといクリストファー・キース・アーヴァインくん。80年代の若者としてはごく普通である。
プロレスラーになりたて1991年のジェリコ。革ジャンにメタルオタクの片鱗が見えるがTシャツがなぜかアメフトのダラス・カウボーイズ。あれ、メタルは??
1994年のジェリコ。普通に白ランニングにドッグタグ。ジェリコは軍隊行ってないけどな!むしろ相方のロン・ヘドのシャイニングTが気になる。
こちらも1994年。美少年ですね。
2000年。FOZZYのライブ。ヴァン・ヘイレンだね…
おそらく2002年頃。どうしてこうなった。よほど気に入っていたのか、TAJIRIの著書「TAJIRI ザ ジャパニーズバズソー」にも同じシャツを着た写真が掲載されている。
2007年の自伝出版記念会見での正装。正装…?
WWE復帰以降は暗色のジャケット・暗色のシャツ・暗色のストールというセットアップが定番になるが、おそらくジェリコはアクセントカラーの概念を理解していない。ほぼ迷彩である。
グレーのシャツに黒のストールのジェリコ、黒いジャケットに赤いストールのYOSHIKI。アクセントカラーを使うのが上手いYOSHIKIのほうが目を引くのがおわかりいただけるのではないかChris Jericho @IAmJericho is so cool! Let's get together again! #WeAreX pic.twitter.com/Z5kF98dySx
— Yoshiki (@YoshikiOfficial) 2015年11月13日
ロックなら全身黒だぜ!(でもGパンは青い)
2020年正月のクルーズライブ。もうメタルじゃないじゃん!サザンじゃん!!
そして毎週Dynamiteでトンチキなジャケットをお召しなのは皆さん御存知の通りである。
ここまで書いて、ジェリコは服のセンスが悪い以前に普段何を着れば自分にとってカッコイイのかというのがよくわかっていないのではないか、という結論に達しました。リングで派手な格好してるぶんにはカッコイイんですけどね…
カッコイイなあ(遠い目)